宮古島八重干瀬ツアー専門アクアベース

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八重干瀬の魅力・攻略法

世界最大級のサンゴ礁の海・八重干瀬でみられるサンゴ礁4選

日本最大級のサンゴ礁の海で、大自然の神秘に触れて遊ぶ!

今回は海の楽園・八重干瀬に100ヵ所以上点在するシュノーケリング、ダイビングポイントでよく見られる代表的なサンゴ礁を紹介していこうと思います!
 
ひと口にサンゴ礁といっても見分けがつかないほどに種類が豊富!!
海底からニョキニョキっと木の枝のように生えているエダサンゴ。
食卓のテーブルのように丸く平べった~く広がったテーブルサンゴ。
岩と見間違ってしまうほどドスンと圧倒的な存在感をだしているハマサンゴなどなど。
 
種類だけじゃなく、色もカラフルでカタチも様々。
そのサンゴ礁のまわりで悠々と泳ぐ熱帯魚の群れと見せてくれる景色は絶景の一言。
 
陽の入り具合、潮の干満、流れなど自然の条件のもと1秒ごとに表情を変え、同じ景色は二度と見ることが出来ない八重干瀬の水中世界を彩るサンゴ礁たちをアクアベースの現地ガイドがご紹介していきます!

 
 

アクアベースのガイドスタッフが紹介する八重干瀬で出会えるサンゴ礁を紹介☆

では、ほんの一部ですが、八重干瀬で出会うことのできる代表的なサンゴ礁をいくつか紹介していきますね。
 

ハマサンゴ


海の中で見かける、岩みたいな丸っこい塊。

実はこれも珊瑚なんです!
珊瑚と聞いてイメージするのは枝みたいな形だと思いますが、形も大きさも様々でいろんな種類があるんですよ!

波打ったような少しぼこぼこした表面にはシャコガイやイバラカンザシが住み着いていることがあり、地味目な色のハマサンゴがカラフルにデコレーションされていることもしばしば。

このハマサンゴは成長速度が遅く、一年で0.5~2cmほどしか成長しないと言われています。

基本は丸っこい形をしているのですが、てっぺんが平らになっているような形のものもあります。
これは潮の満ち引きの関係上、これ以上上に成長すると水面から顔を出してしまいそうになるため上への成長がストップした状態。
ドーナツみたいな形になっているこの珊瑚の群体を「マイクロアトール」と呼びます。

 
同じ種類の珊瑚でも様々な形をしているので似ている種類の見分けは難しいですよね。

また、ハマサンゴは木と同じように成長とともに年輪ができていきます。
この骨格を化学分析すると、そのサンゴが生きていた時代の水温や水質などがなんと週・月単位でわかるそうです!
そのためハマサンゴは「生きた化石」とも呼ばれていて、長く生息しているものは研究者の間でとても重宝されているそうです。

ハマサンゴは八重干瀬の各ポイントで良く見られるサンゴ礁のひとつですが、ポイントによって個体種が違ってきます。
通称「キジャカ」では、ダブルアイスクリームのトッピングのように見える、2体の色の違うハマサンゴが並んでいるのが観察できますよ。

 
 

ハナバチミドリイシ


八重干瀬の玄関口キジャカのウェストホールへ行くと菜の花のお花畑のような黄色の枝サンゴ(コエダミドリイシ)の中にひときわ目を引く大きなハナバチミドリイシを見ることができます。

ハナバチミドリイシは大きく横に張り出した卓状のサンゴ礁で、いわゆるテーブルサンゴと呼ばれるサンゴの仲間。
世界最大級の卓上サンゴ礁の海ともいわれている八重干瀬では、何層にも重なったテーブルサンゴを見ることができます。

同じテーブルサンゴの仲間のクシハダミドリイシととてもよく似ていて、顕微鏡などの器具を使わなければ見分けるのが困難なほど。。
(具体的にはハナバチミドリイシは頂端ポリプが細く突出しており、側生ポリプが不ぞろいであるのに対し、クシハダミドリイシは頂端ポリプが突出せず、側生ポリプがロゼット状になっているという違いがあります。)

 
ツインリーフというポイントへ行くと台風などの影響でひっくり返ってしまい死んでしまったテーブルサンゴを見かけます。
でも、死んでしまったテーブルサンゴをよ~く見てみると、ほかのサンゴの赤ちゃんが漂着していて新たなサンゴの苗床となっていることがわかります。

テーブルサンゴは海の生き物の隠れ場所にもなっています。
奄美地方ではテーブルサンゴの下で寝ているネムリブカというサメの尻尾にロープを括り付け捕まえるネムリブカ漁も行われているそうです。

 
 

ユビエダハマサンゴ


ユビエダハマサンゴは、指のような太く短い枝状に伸びる半球形のサンゴです。
大きいものは数メートルにまで成長する大きなサンゴです。

色は、黄色、緑、青など様々な色があります。
直径数メートルの群体に成長するのはアオサンゴやユビエダハマサンゴなどに限られるため簡単にに区別できますが、小さめの群体の場合、外見の似たサンゴもあり、区別は難しいです。
とにかく、大きく成長するのがユビエダハマサンゴ!

このサンゴも八重干瀬の玄関口にあたる「キジャカ」のウェストホールで見られます。
砂地にまん丸でひときわ大きいので見つけやすいと思います。
ユビエダハマサンゴは、よく水色のデバスズメダイや黄色のネッタイスズメダイの住処になっています。
カラフルなお魚が群れていることが多いので、写真スポットでもあります!
季節限定で、春にはコブシメというイカが枝の隙間に卵を産み付けにやってきます。

 
オニヒトデというサンゴを食べるサンゴにとっては天敵になるヒトデがいるのですが、ユビエダハマサンゴはあまり好まれていないようで被害も少なく、また白化(サンゴが死んでしまうこと)にも強いため八重干瀬に限らず、宮古島周辺のビーチからでも見ることができます!

 
 

クサビライシ


クサビライシとはキノコの古名で形がキノコの傘に似ているところからこの名前が付けられています。
種類、形はいろいろあって、卵型や楕円形などあり、蝕手も長いものから短いものまで個体は様々。
カラーバリエーションも豊かなんですよ。

このクサビライシの最も大きな特徴は、エダサンゴやテーブルサンゴのように海底や岩場に固定して生息しているわけではなく潮の流れに乗って居住場所を変えたりと自由生活しているという点。

母体の口から吐き出されたプラヌラ幼生が、岩に付着して、そこからサンゴ体を形成していくのですが、上部は傘のように広がりその傘の部分が個別に切り離されることによって単体のクサビライシが誕生するんです!
残った根っこの部分から再び傘が広がって別個体のクサビライシが生まれる~・・・この繰り返しで次から次へと新しいクサビライシが誕生してくるんです。

 
太陽の光が届いて、海の水質がある程度キレイな場所でならクサビライシはあまり状態が悪くなることもなく生きていくことができる強者。
でも、そんな強者のクサビライシでも原因不明で共肉が溶けてハゲてしまい骨格が剥き出しになることも。。
その不調になる要因は様々らしいのですが・・・

クッキーサイズの小さいものから自分の顔とほぼ同サイズほどの大きさのものなど、海底やエダサンゴの間にゴロっと落ちていたりと
このクサビライシ、八重干瀬のポイントでは比較的どのポイントでも見ることができます。

 
 

まとめ

今回の記事では世界最大級のサンゴ礁の海・八重干瀬の海をメインフィールドにしてツアーを開催している当店アクアベースのガイドスタッフが、八重干瀬で見られる代表的なサンゴ礁たちを紹介してきました!

 
 

私たちが普段のツアーでゲストに紹介しているサンゴ礁のほんの一部にすぎません!
八重干瀬にはホントに多種多様なサンゴ礁がまだまだいっぱい生息しています。

 

数年前に温暖化現象による水温上昇で白化現象をおこし、オニヒトデの大量発生で大量死滅してしまった宮古島周辺の海域のサンゴ礁たち。
それは八重干瀬も例外ではなく少なくない影響を受けました。

 

でも、そのピンチを乗り切って変わらず残ってきたサンゴ礁もいれば、そこからゆっくり時間をかけてスクスクと再生し復活したサンゴ礁も!
また、場所を変えあらたな命が今まさに育ってきているポイントもあります。

 
 

来るものを虜にする水中世界が広がる八重干瀬といえば、サンゴ礁!
そこには竜宮城のようなカラフルな世界が広がっています。

 

宮古島の北の海域に位置する周囲約25キロ、大小100以上の環礁からなる日本最大級のサンゴ礁群が広がる海は、潮位が下がってそのサンゴ礁が海面にでることもあり「幻の大陸」とも言われています。
宮古島でも1、2位を争う海の透明度で写真映えすることから、最近ではSNSでも多く投稿されています。
そんな宮古島で人気上昇中の観光スポットである八重干瀬で、ぜひ私たちと海中探検しませんか~?

 
 

定期的に八重干瀬で出会える海の生き物たちや遊び方を紹介していこうと思うので、次の投稿も楽しみに待っていてください!

 

 

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