宮古島の通り池|伝説とパワースポットの魅力を徹底解説!
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はじめに
宮古島にある「通り池」は、神秘的な雰囲気と美しい景観で知られる人気のパワースポットです。「行ってみたいけど、どんな場所なのか気になる」という方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、通り池を楽しむためのポイントを詳しくご紹介します!
・通り池の基本情報
・アクセス方法や周辺施設
・古くから語り継がれる伝説
・通り池周辺の観光スポット
事前に知っておくことで、訪問時により一層楽しむことができる情報ばかりです。ぜひ最後まで読んでいただき、宮古島旅行をさらに充実させてくださいね!
1. 宮古島の神秘的観光スポット「通り池」とは?
「通り池」は宮古島のさらに離島である下地島に位置する、大小2つの池です。2006年には国の名勝および天然記念物に指定され、その美しい景観や神秘的な雰囲気で多くの人を魅了しています。
一見すると2つの池が天然の石橋で分かれているように見えますが、実は地下でつながり、外海とも接続している特異な地形。これが「通り池」という名前の由来とされています。
エメラルドグリーンと深い青のコントラストが美しく、訪れる人を魅了するパワースポットとしても知られています。また、潮の干満で水位が変化するだけでなく、天候などの条件によって水面の色が移り変わる様子も楽しめます。
筆者も何度も訪れていますが、そのたびに水の色や水位が違い、毎回新鮮な発見があります。周囲はゴツゴツとした岩場に囲まれていて、大勢の観光客でにぎわうような場所ではありません。そのため、静かで落ち着いた時間を過ごすことができます。
特に晴れた日は池の美しさが際立ち、幻想的な風景に感動を覚えます。一方で、曇りや雨の日には少し不気味な雰囲気を感じることも。同じ場所でも、天候によって全く違う表情を見せるのが通り池の魅力です。
1-1. 通り池の行き方
通り池がある下地島へは陸路でアクセスでき、現地には駐車場も整備されています。そのため、車での移動がおすすめです。カーナビを利用する場合は、「通り池」を目的地に設定するか、マップコード「721 241 377*83」を入力するとスムーズです。
駐車場から通り池までは徒歩で約5分。整備された遊歩道を進むと、アダンなどの熱帯植物が生い茂り、まるでジャングルの中を探検しているような気分を味わえます。
フライトで下地島空港を利用する場合は、タクシーでのアクセスが便利です。また、天気が良い日には空港内のレンタサイクルを活用し、自転車でのんびり向かうのもおすすめです。
1-2. 通り池の周辺施設情報
・無料駐車場
通り池には、観光バスも停められる広々とした駐車場が完備されています。無料で利用できるため、時間を気にせず周辺をゆっくり散策して楽しめます。
駐車スペースが十分にあるので、大型車でも安心して利用できるのが嬉しいポイント。また、ベビーカーや車椅子でも移動しやすい環境が整っているため、幅広い年代の方にとって便利です。
・トイレ
駐車場には、男性用・女性用・多目的トイレがそれぞれ設置されています。入口はスロープ仕様になっているため、車椅子やベビーカーの利用でも安心して利用できます。
・展望所
通り池の近くには、屋根付きの展望所があります。数段の階段を上がった小高い場所にあり、美しい景色を眺めながらのんびり休憩が可能です。
夏場は日差しが強いこともあるので、適度に休みながら散策を楽しむのがおすすめです。
・バリアフリーの遊歩道
駐車場から通り池周辺まで、バリアフリー対応の遊歩道が整備されています。途中から木道になりますが、車椅子でも通れる幅が確保されているため安心です。
筆者も実際に、車椅子を利用する方が木道をスムーズに進んでいる姿を見かけました。また、ベビーカーでも問題なく通れるので、小さなお子様連れの方や車椅子を利用される方でも快適に散策を楽しめます。
2. 通り池のパワースポットとしての魅力!
通り池はその独特な形状から「世界のすべてを見通す龍の目」とも呼ばれ、世界中の龍が集まるパワースポットとして知られています。幻想的な色合いの池と、岩肌がむき出しになった周囲の風景が相まって、訪れる人々に神聖な気持ちを抱かせます。
また、通り池には古くから語り継がれる2つの伝説があります。
1つ目は「ユナイタマ伝説」です。昔、漁師が人魚のようなユナイタマ(ジュゴン)を捕らえ、半身を隣家に分け与えたところ、ユナイタマを救おうとする海が大津波を三度送り、漁師の家と隣家の場所にぽっかり穴が開いて池となったという話です。
2つ目は「継子伝説」です。継母が継子への憎しみから通り池に子供を投げ入れたところ、それは継子ではなく実子でした。自らの過ちに気付いた母親が後を追って身を投げた、という悲しいお話です。
これらの伝説が語り継がれる通り池は、訪れる人を不思議な感覚にさせる魅力があります。「龍の目」と称されるような神秘的な存在感も、人々を惹きつける理由の一つではないでしょうか。
さらに通り池の先には、「鍋底池」と呼ばれる第3の池があります。この池は「生まれ変わりの聖地」とされ、遊歩道からはアクセスできませんが、地元では特別な場所とされています。通り池周辺全体がパワースポットとして、多くの人々が特別な思いを寄せる場所となっています。
筆者自身は特にパワースポットにこだわりがあるわけではありませんが、こうした背景を知ると自然と神聖な気持ちになります。実際に足を運んで、その神秘的な空気を体験してみてはいかがでしょうか。
3. 通り池での楽しみ方
通り池ならではの楽しみ方をご紹介します。足を運んだ際はぜひ、充実した時間を過ごしてください!
3-1. 美しい撮影スポット
通り池の魅力は、何といってもその美しい景観です。通り池だけでなく、周囲にもたくさんの撮影スポットがあります。
まずは通り池へ続く遊歩道。左右を熱帯植物が覆い、まるで植物のトンネルの中を歩いているかのような非日常的な空間が広がります。まっすぐに伸びた遊歩道と緑のトンネルは、思わず写真に収めたくなる光景です。
次に、熱帯植物のトンネルを抜けた先にある展望所。数段の階段を登る小高い場所にあるので、景色をじっくり眺めながら写真を撮るのに最適です。
そして、大小2つの通り池そのものも絶好の被写体です。特に朝夕は光の加減によって池の色合いが変わり、時間帯ごとに異なる表情を見せてくれます。
さらに遊歩道を奥へ進むと、ゴツゴツした琉球石灰岩と緑の植物、青空、遠くに広がる海のコントラストが楽しめます。運が良ければ、下地島空港を発着する飛行機が見えることも!遊歩道からの景色も撮影ポイントとしておすすめです。
訪れた際は、思い出に残る瞬間をぜひ写真におさめてくださいね。
3-2. ダイビングスポット
通り池は宮古島周辺でも屈指の地形ダイビングポイントとして知られています。特に地形派ダイバーにはたまらない魅力が詰まった場所です!
通り池の最大の特徴は、海水と淡水が入り混じる独特の環境にあります。洞窟を進む中で体感する水温や塩分の変化は、通り池ならではの特別な体験です。
サーモクラインやハロクラインが作り出す水の揺らめきは、まるで幻想的な空間に迷い込んだような感覚を与えてくれます。
また、深いブルーの海水が徐々にグリーンへと変わっていく様子も見逃せません。一度のダイビングで多彩な水中の景色を楽しめるのは、この場所の醍醐味といえます。
ダイビングツアーで訪れることができますが、宮古島周辺の地形ポイントの中でも難易度が高いとされています。そのため、一定のスキルが必要です。
あなたが経験豊富なダイバーであれば、ぜひツアーに参加して特別な魅力を体感してみてください!
4. 通り池の周辺観光スポット
通り池からアクセスしやすい、おすすめの観光スポットをご紹介します!ぜひ足を延ばしてみてくださいね。
・帯岩(おびいわ)
帯岩は、1771年の「明和の大津波」の際に丘へ打ち上げられたと伝えられる巨大な岩です。高さ12.5m、周囲59.9m、重さはおよそ2万トンとも言われ、その迫力に驚かされます。鳥居の奥に堂々と鎮座する姿は、一目見るだけで圧巻です!
岩の周囲をぐるりと一周してみると、その大きさをさらに実感できるはずです。筆者も初めて訪れた際、間近で見たときの圧倒的なスケール感に感動したのを覚えています。
帯岩は、大漁祈願や航海安全、家内安全を祈る場所として地元で大切にされてきました。その神聖さも相まって、近年ではパワースポットとして訪れる人も増えています。
・17END(ワンセブンエンド)
SNSで話題の人気スポットです。下地島空港のすぐ近くにあり、透明度の高い海、広がる青空、そして間近を飛ぶ飛行機の迫力を一度に楽しめます。
特に干潮時に姿を現す「幻のビーチ」は、その幻想的な美しさで訪れる人々を魅了しています。目の前に広がる圧巻の景色をぜひ堪能してみてください!
また、間近で見る飛行機の離発着もダイナミックで感動すること間違いなしです!
・佐和田の浜
「日本の渚100選」に選ばれた、自然の美しさが魅力のビーチです。大小の岩が点在し、エメラルドグリーンの海が広がります。透明度の高い海の景色を眺めながら、ゆっくりと流れる島時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、佐和田の浜はサンセットスポットとしても有名です。水平線に沈む夕日の美しさは、見ているだけで癒されます。日中に通り池を満喫した後、夕日の時間に合わせて訪れるのもおすすめです。
5. 宮古島でおすすめのパワースポット
宮古島には通り池だけでなく、エネルギーを感じるパワースポットがたくさんあります。その中でも特におすすめなのが、「竜宮の神が宿る」と言われる「パンプキン鍾乳洞」です。
パンプキン鍾乳洞は宮古島の南東、保良泉(ほらがー)ビーチに位置しています。その神秘的な空間を求めて多くの人々が訪れる人気スポットです。ただし、洞窟の入口は干潮時にのみ現れ、入洞は許可された業者のみが案内しているため、誰でも自由に訪れることはできません。
洞窟内には大きなカボチャ型の鍾乳石があり、その姿は圧巻です。さらに、鍾乳石から飛び込むと願いが叶うという言い伝えもあり、訪れる人々の期待も高まります。
パンプキン鍾乳洞へは、ツアーに参加する事で訪れることができます。この限られた場所で、神秘的なパワーを感じてみてはいかがでしょうか。
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おわりに
観光スポットであると同時に、パワースポットとしても知られる通り池。独特の雰囲気や神秘的な空気感は、写真や言葉では完全に伝えきれないものがあります。ぜひ一度足を運び、その特別な空間を体感してみてください。
宮古ブルーのさわやかな海と対照的な、通り池の神秘的な魅力を存分に堪能してくださいね。
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