日焼け止めが海を汚し、サンゴの成長を妨げている

近年、ハワイやタイなど一部の国や地域では日焼け止めに関する法律ができたり、エコツーリズム、サステナビリティに対する関心が高まっていることから、海に優しい日焼け止めへの注目度が上がってきているんです。

 
これまで温暖化による海水温上昇が大きな要因とされていたサンゴの白化現象でしたが、研究が進む中で日焼け止めの成分がサンゴ礁の生態に悪影響を及ぼし白化などの環境被害が世界的な問題となっています。

 
日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤
・オキシベンゾン
・メトキシケイ皮酸（オクチノキサート）
がサンゴの幼生の成長を妨げたり、サンゴ礁の白化の原因となることが分かってきたんです。

サンゴ礁が白化し、そこを住処にしている海洋生物などの生態系が崩れてしまうんです。
この悪循環が拡大していくと地球環境にとって大きく響いてくるだけでなく、最終的には海産物を口にする人間にも及ぶ可能性がでてくるんですよね。

紫外線吸収剤不使用「リーフセーフ」の日焼け止めとは？

リーフセーフ（Reef Safe）処方とは、サンゴ礁に有害な紫外線吸収剤を含まない、海の環境に優しい処方であることを意味しています。

リーフはサンゴ礁や岩礁の「礁」を意味するReef。
セーフは安全を意味するSafe。

・リーフフレンドリー
・ビーチフレンドリー
・オーシャンフレンドリー
と呼ばれることも。

なかでも「紫外線吸収剤がサンゴに悪影響を及ぼす」という問題を受けて、吸収剤無配合の日焼け止めに注目が集まっているんです。
リーフセーフ処方の日焼け止めにはノンケミカル、オーガニック処方など海や自然に優しいだけでなく、人の肌のことを考えた製品がたくさんあるので、アナタにピッタリの日焼け止めを見つけてくださいね。

リーフセーフ処方の日焼け止め10選

ここからは、おススメのリーフセーフ処方の日焼け止めアイテム10選をご紹介します。

海にも肌にも優しい日焼け止めを上手に使うコツ

• リーフセール（Reaf Safe）
• エコフレンドリー（ECO FRIENDLY）
• ビーチフレンドリー（BEACH FRIENDLY）
• 紫外線吸収剤不使用
• ノンケミカル
• ナノ粒子不使用

環境保護とお肌のケアの両立するために、海と肌に優しい日焼け止めの選び方としては、上記の表記がある商品を選べばまず間違いないです。

定期的な日焼け止めの塗りなおしを

海で泳ぐ分、日焼け止め効果が薄れてしまう可能性があります。
海に優しい日焼け止めを使って海に入る際は、日焼けを防ぐためにもこまめな塗りなおしにより一層注力した方が良いですね。
製品によっては耐水時間が記載されているので目安にしましょう。
 

ラッシュガードなどで肌の露出度を減らす

リーフセーフ、海やサンゴに優しい日焼け止めは、まだ公式な基準がなく、メーカーの判断にゆだねられているので現時点では確実に「サンゴ礁に全く害を及ぼさない」と公式に証明されているとは言い切れないのが実情。

「リーフセーフ」「海やサンゴに優しい」「オーガニック」と書かれていても、その日焼け止めが100％海やお肌にとって無害であるとは限らなので、できる限り日焼け止めを塗る量を減らすことがベターといえます。

そのためにも、肌の露出を控えるラッシュガード、その中でもUPF効果のあるアイテムなどを活用して日焼け止めに依存しない方法で肌を守りましょう。

まとめ

私たちの地球にとって大切な存在となっているサンゴ礁。
海岸線を守り、海の生き物のすみかとなり、海の生態系、ひいては地球に生きているすべての生き物の命を支えてくれているサンゴ礁。

 
私たちのほんの少しのアクションからできる海洋環境保護活動のひとつとして、海に優しいリーフセーフ処方の日焼け止めを使ってみませんか？

幸いにも、ここ数年で「リーフセーフ」「ビーチフレンドリー」「オーガニック」を謳う日焼け止めは増えています。

海に優しいだけでなく、人の肌にも優しいものでもあります。
日焼け防止効果も高く、お洒落でかわいいデザインの商品もたくさんあります！

沖縄、宮古島の海で心おきなく遊ぶためのアイテムのひとつとして、紫外線対策をしつつ目の前の海とご自身の肌を守っていきましょう。

 
今回の記事では海に優しく、肌にも優しいおススメな日焼け止めを紹介してきました。
アクアベースでは「初めてでわからないことだらけ！」な方にその他の疑問・お困りごとにもお答えしています。
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