【2024年最新版】宮古島のパンプキンホール＜神秘鍾乳洞＞の完全攻略観光ガイド！

はじめに

宮古島は、宮古ブルーと呼ばれる美しい珊瑚に囲まれた海や豊かな自然で知られる、日本の中でも、とても人気のリゾートです。
そんな宮古島には、多くの人気観光スポットの中でも特におすすめしたいのが、「パンプキンホール」と呼ばれる神秘的な鍾乳洞です。
ん？パンプキン？かぼちゃ？と不思議に思われる人もいるのでは？
今回は宮古島にきたら絶対体験してほしい、パンプキンホールの魅力やアクセス方法、ツアーの楽しみ方などを徹底的にご紹介します！

1.宮古島のパンプキンホールとは？

まずは、パンプキンホールはなんぞや？というところからご紹介していきましょう。

1-1.パンプキンホールの概要と特徴

パンプキンホールは、その名の通り、パンプキン（かぼちゃ）の形をした鍾乳石がみられる洞窟のことです。正式名称は、パンプキンホールではなく、「保良クバクンダイ鍾乳洞」といいます。でも、覚えにくいですよね(笑)。昔、観光客を呼ぶ為に覚えてもらいやすいようにパンプキンホールと名付けたそうです。ナイスネーミング！今では皆がパンプキンホールと呼んでいます。
正式名称の地名にあるように、宮古島の南東部の保良泉ビーチ（ぼらがービーチ）の海岸線にひっそりと隠れた入口があります。
洞窟内は自然の力で作り出された造形美が広がり、訪れる人を魅了します。
また、パワースポットとしても有名です。

1-2.パンプキンホールの歴史

パンプキンホールは、地層に含まれている石灰成分が何万年もの年月をかけ、ゆっくりと溶け出していき造り出された、自然の活動のみでできた奇跡の鍾乳洞です。
いくつもの水盤が連なり、その神秘的な景観が造り出されています。
この地形を、地元では神が降りる聖地” 御嶽（うたき）”として大切にしてきました。宮古のおばあにとっては、お祈りする大切な場所なんです。
また、戦時中は身を守る場所でもあったそう。「竜宮の神が宿る」という言い伝えもあり、宮古島の中でも有名なパワースポットになっています。
歴史を知ると、より一層神秘的な洞窟であることがわかりますね。

1-3.パンプキンホールが人気の理由はズバリ…！

パンプキンホールが人気の理由は、ズバリ、その神秘的な洞窟での大冒険！
まずは、最初の冒険。鍾乳洞の入口は、限られた時間しか顔を出さない海の中にあるんです！そしてその入口の場所も、海を熟知している人でなければ中々見つけることが難しい場所です。
入ってからも鍾乳洞をただ見る、だけでなく、登ったり、実際に触れてみたり、と神秘的なパワーをもらうことができます。
洞窟内は薄暗いですが、入口から光が差し込み、岩肌が煌めき海がエメラルドグリーンに輝く様はとても幻想的です。

2.パンプキンホールへのアクセス方法

海からしかエントリーできない、珍しい神秘の鍾乳洞パンプキンホール！行ってみたいですよね！それでは、パンプキンホールへの行き方をご紹介しましょう。

2-1.レンタカーでの行き方と駐車場

便利なのは、レンタカーを利用して行く方法です。宮古島の移動は、やはりレンタカーが便利です。宮古空港から約30分。南に下っていくと目印の海宝館が見えてきます。海宝館へ入る入口すぐ左手に、保良泉ビーチへ下る道があります。かなり急な下り坂の為、ゆっくり減速して走行しましょう。
下りて行くと、途中に公共の駐車場があります。さらに奥には、アクアベース（タイド）専用の駐車場があり、ビーチ目の前まで車で行くことができます。

2-2.公共交通機関を利用する場合

宮古島には、路線バスが走っていて、保良のバス停もありますが、あくまで生活のためのバスなので、ビーチからは遠く、また、便数も限られているためおすすめしません。
タクシーかまたはレンタカー利用がおすすめです。

3.パンプキンホールはいついくべき？

せっかく行くならベストなタイミングで行きたいですよね！季節で大きく変わる宮古島の天候などもふくめて、1番良いタイミングをみていきましょう！

3-1.パンプキンホールのベストシーズン

パンプキンホールでのアクティビティは、年中楽しめるアクティビティがほとんどですが、やはり宮古島の海のベストシーズンと同じく、7月が1番おすすめの時期です。
7月の宮古島は、梅雨が明け、8月・9月と比べると台風に当たる可能性も少ない天候に恵まれている時期です。
ただ、ハイシーズンに入ることもあり、需要も高まるため、混雑する可能性も高いです。
あまり人がいないときに行きたい、ということであれば、4～6月が狙い目かもしれません。
また、10月以降の秋～冬の間も南側に位置するパンプキンホールでは、ツアーの催行がされる日が比較的多いです。その期間は、晴れていても海の温度が低い場合もある為、ウェットスーツの着用がおすすめです。

3-2.季節だけじゃない！潮位が大事！

そして、覚えておいてほしいのが、パンプキンホールに行くには、なんといっても潮位が一番大事なんです。
パンプキンホールは干潮時にしか入口が現れません。その為、入れる時間も日によって変わってきます。パンプキンホールに滞在できる時間も限られています。
前後に予定を入れたい時など、予め大まかな潮位を確認しておくと、宮古島旅行での計画が立てやすいですね！

3-3.天候や季節による注意点

宮古島の天候はとても変わりやすいです。その為、週間天気予報がズレることも頻繁にあります。海のアクティビティでは、雨が降っているから中止ということはあまりなく、どちらかというと、風や波の状態によって中止になることがほとんどです。
素人判断では分かりにくいため、天候が良くない場合は、海に出ること自体避けましょう。パンプキンホールツアーの催行可否は、催行会社の判断にお任せしましょう。それほど悪天候でなければ、その時行ける範囲での場所やアクティビティを提案してくれるので安心です！

4.パンプキンホールは個人で行ける？

そもそも、パンプキンホールへは、個人で行けるのでしょうか？
答えは、「ノー」です。
これは、パンプキンホール（保良泉クバクンダイ鍾乳洞）が、2022年に沖縄県によって「保良泉クバクンダイ鍾乳洞保全利用協定」に認定されたことに関係します。
前述した通り、パンプキンホールは島民にとって昔から神聖で大切な場所です。また、鍾乳洞の入口が海ということもあり、危険性もある場所です。
「自然環境への配慮」・「安全管理」・「地域への配慮」の観点から、鍾乳洞を守るべく協定が締結し、現在は8つの事業者が協定締結を行っています。

●締結事業者：
・有限会社タイド（アクアベース）
・有限会社アイランドワークス
・青色のシーズン
・ＲＥＥＦＫＮＯＴ
・合同会社わーら
・カヤックやまちゃん
・ＳＥＡＥＮＪＯＹ
・Ｏｃｅａｎｓ２１

その為、パンプキンホールへは、上記いずれかの事業者が催行しているツアーに申し込む必要があります。

また、この協定により以下のような制約が定められています。
・1日あたりの最大入洞人数は80名まで
・ガイド1人あたり、案内人数は最大8名まで
・ツアーは必ずシーカヤックかSUPを使用
・ライフジャケットの着用
・鍾乳洞内の撮影禁止（出入口付近のみOK）

など、この他にも細かなルールが義務付けられています。
長い歴史がありで神秘的で大事な場所だからこそ行く価値があり、だからこそ訪れる側も敬意をはらい、自然やルールを守りながらずっとこの場所を皆で楽しめるように努力していく必要があります。
ツアーに参加する場合は、ツアーガイドさんの言うことをしっかり聞いて、安全に楽しみましょう！

5.パンプキンツアー参加メリットと各ツアー会社との比較ポイント

体験できる内容と、実際の所要時間が満足のいくものかを確認し、見合った金額か確認しましょう。アクアベースなら、シーカヤック＆パンプキン鍾乳石ケイビングを楽しめて、詳しいツアーガイドが丁寧に説明＆安全にご案内します！

アクティビティの内容、所要時間、金額

開催時間

宮古島旅行の限られた時間の中で、効率的に計画を立てる為にも開催時間の確認は大事です。特にパンプキンホールツアーは前述したように潮位に左右される為、事前に確認しておきましょう。

ツアー開催スケジュールはこちら
【2024年夏☆7月版】神秘のパンプキン鍾乳洞ツアー★開催スケジュール
 【2024年夏☆8月版】神秘のパンプキン鍾乳洞ツアー★開催スケジュール
 【2024年夏☆9月版】神秘のパンプキン鍾乳洞ツアー★開催スケジュール

・ツアー料金にふくまるもの（貸出物、別途料金が発生する物）

器材の貸し出し品、ウェットスーツやマリンシューズ、種類やサイズの豊富さ、シャワーや着替え場所の提供があるか、など別途発生する費用などで割高になる可能性もあるのできちんと事前に確認をしておくことが大切です。
アクアベースなら、ウェットスーツも無料貸し出し無料！お子さま用のライフジャケットやマリンブーツもご用意しているので家族連れの方にも安心です♪

・参加年齢制限

子連れの方や、60歳以上の方は、事前に参加に関して年齢制限がないか確認をしておきましょう。特に、パンプキンホールツアーの場合は、ケイビング（洞窟の中に入って探検するアウトドアスポーツ）の為、基本6歳以上～60歳までとなっています。こちらは、安全の為の年齢制限となります。
逆に年齢制限がないツアー会社は安全面が考慮されていない可能性があるので注意してください。

・キャンセルチャージ（変更・取消）規定

予定を組む上で、ハイシーズンの宮古島のアクティビティはとても混雑するので、できるだけ早めの予約をした方が良いですが、知らなかった！まだ変更できると思ってた！などのトラブルを避けるためにも、ツアー申込時には、変更やキャンセルに関しての規定も必ず確認しておくことが必要です。基本、飛行機の決行や台風での催行中止はキャンセル料の対象外となりますが、そのような詳細も事前確認をしておいた方が良いでしょう。

・集合場所、解散場所

集合場所と解散場所も重要確認ポイントの1つです。
パターンとしては、①現地集合・現地解散、②店舗集合・店舗＝現地送迎付き、③宿泊ホテル＝現地送迎付きが考えられます。
まず、レンタカーをもっているのであれば、①②どちらでも大丈夫でしょう。レンタカーがなければ、③のホテルまで迎えにきてもらえるかどうかや、タクシーを利用するかなど、移動手段の確認も必要です。
また、①現地集合・現地解散の場合は、更衣室があるか、シャワー利用ができるか、なども、その後の観光に行く時間にも影響するので、確認しておきましょう。
アクアベースのツアーは①現地集合・現地解散で時間を有効的に使うことができます。無料のビーチ目の前駐車場＆更衣室利用も無料でとっても便利です！

・安心・補償面の確認

最も重要なのは、安心面です。海のアクティビティになる為、危険がともないます。しっかりとしたライセンスをもったツアー会社か、保険は入っているかは必ず確認しておきましょう。宮古島の場合は、「宮古島美ら島連絡協議会加盟ショップ」（https://m-chura.com/f_report/shop.html）に加入している会社か、大手旅行会社と提携している安心できる会社かなどを目安にするとよいでしょう。
稀に、オーナーが許可申請をとっていて、現地会社は無ライセンスで経営している会社があります。自分の身を守る為にも、安さだけではなく、補償面も重要な確認事項です。

6.神秘のパンプキン鍾乳洞探検☆シーカヤック＋ケイビングツアー

実際に、アクアベースのパンプキンホールツアー「神秘のパンプキン鍾乳洞探検☆シーカヤック＋ケイビングツアー」の詳細をみていきましょう！
「事前に準備する持ち物は？」「どんな服装で参加したらいいの？」「当日はどこに行けばいいの？」などの疑問を解消していきましょう。

6-1.事前の準備・持ち物は？アクアベースならコミコミでお得！

まずは、ツアーに含まれるものを確認しておきましょう。

●ツアー料金に含まれるもの
・マリン器材類（シーカヤック、マリンシューズ）
・救命胴衣（ライフジャケット）
・保険
・ウェットスーツ（秋・冬や気温等に応じて）
・駐車場代
・男女温水シャワー、ロッカー完備
・防水カメラ ※事前予約・有料

6-1-1.アクアベースの専用駐車場は、「名物地獄坂」の先のビーチ目の前！

アクアベースの駐車場は、保良泉ビーチへ下る道、地元の人たちからは「地獄坂」とも言われている急坂を降りた先のビーチ目の前にあるので、着替えを持って歩いたり、濡れたまま歩く必要もなし！専用の広々駐車場だからとっても便利です！

6-1-2.貸出備品も充実で安心！

シュノーケリングセットは男女・大人・子供はもちろん、サイズが豊富で安心！また、寒い時期などは無料でウェットスーツの貸し出しもあります！また、有料にはなりますが、水中カメラも希望があればレンタル可能です♪

6-1-3.男女別の温水シャワー・ロッカー完備！ビーチ目の前施設が超便利♪

ツアーの出発は、ビーチ目の前から！男女別に分かれた温水シャワーやロッカーも無料で使えるので、ツアー終了後もすぐに着替えて次の観光スポットなどに行けると好評です！
以下の持ち物は、当日持っていく必要があるので、事前に準備しておきましょう。

●各自で準備するもの
・タオル
・お水
・水着またはラッシュガードまたは動きやすいTシャツ＆短パン（ツアー会社による）
・日焼け止め

6-2.当日の服装は？Tシャツ＆短パンでもOK！

服装は動きやすく、濡れても乾きやすい素材のものを選びましょう。また、日焼け対策としてラッシュガードや帽子も忘れずに。
Ｔシャツ・短パンの動きやすい軽装での参加もOKです！気軽に参加できるのが、パンプキンホールツアーの魅力でもあります！
日焼け止めは、珊瑚に優しい日焼け止めなど、環境に配慮されたものも販売しているので、できるだけそういった日焼け止めを選ぶようにしましょう。
当日の天候によって、日差しが強い場合はラッシュガードを、寒い場合はウィンドブレーカーなどを準備しておくとよいでしょう。

7.パンプキンホールツアー実体験記まとめ！

それでは、実際にパンプキンホールツアーに参加した実体験記をまとめてご紹介しましょう！アクアベースのシーカヤック＆ケイビング（パンプキンホール探検）ツアーに潜入してきました！これでもっと行きたくなる筈です！

7-1.パンプキンホールツアーのおすすめポイント

パンプキンホールツアーのおすすめポイントは、その冒険心をくすぐられるところではないでしょうか？！

まずビーチエントリーをし、シーカヤックでパンプキンホールの入口を目指します。潮が引いていて浅瀬になっているので、宮古島の抜群の透明度の海の素晴らしさがカヤックの上からでも分かります。
目指している途中でも、魚のやサンゴの説明をツアーガイドさんがしてくれます。
到着したら、運がよければ滝を拝めるかも…！
入口は言わなければ気づかないほど小さく、どきどき…！一礼をし、ドボンっっと鍾乳洞へ入ります！

顔をあげるとそこには、巨大なパンプキン鍾乳石が…！！思ったより大きくびっくりの大迫力です！

そして、このパンプキンを上るところからケイビングがスタート！「え？私登れるかな？」と、不安になるもツアーガイドさんがしっかり先に登ってハシゴを降ろしてくれます。

上から小さな滝が流れてくるのですが、めげずに濡れながら頑張って登りましょう！気持ちよくて、楽しい～！

上から眺めるパンプキンも巨大です。入口から差し込む日差しのおかげで、エメラルドグリーンの綺麗な海×パンプキンの鍾乳石に感動です！
そして、パンプキンの上にはずっと鍾乳洞が奥まで続いていて、お花畑のような石灰岩で造られた段々畑が広がっています。
こちらもライトを当てると…！！

その後も、鍾乳洞の歴史や説明などを詳しく紹介してくれて、なぜパンプキンホールがパワースポットなのか納得しました！
鍾乳洞の奥は撮影が禁止なので、思い出を残せないことは残念ですが、十分満足の行く体験です！

7-2.願いが叶う？…にチャレンジ！

鍾乳洞の探検を満喫したら、最後はパンプキン鍾乳石からジャンプ！鍾乳石から飛び降りる際に、願い事をしながらジャンプすると願いが叶うのだとか…！
ちなみに私は願う間もなく滑り落ちてしまいました(笑)
皆さんは、ぜひ願い事をしながら飛び降りて、願い事を叶えてくださいね！

7-3.写真スポット＆知っておきたい撮影のコツ！

前述したように、パンプキンホールの奥は現在撮影が禁止されています。
但し、鍾乳洞の入口付近や段々畑くらいまでは写真OKで、ツアーガイドさんが皆の写真を撮ってくれたりします。もちろん、パンプキン鍾乳石とのツーショットもばっちり撮ることができます！

撮影する際ですが、鍾乳洞に入る際やパンプキン鍾乳石を登る際は水の中です。なので、水しぶきがカメラに付いていて後でみたらぼやけてた…なんてことにならないように、しっかり拭いてから撮影しましょう。
手ブレする可能性もあるので何枚が撮っておくことも忘れずに。

パンプキンホールの中は基本暗い為、入る前に夜景モードや設定切り替えをしておくと綺麗に撮れます！
パンプキン鍾乳石からのジャンプ1回きりなので、下にいる人や先に飛び込んだ人に撮ってもらいましょう！

8.知っておきたい！パンプキンホール事故や危険性

パンプキンホールはその美しさと魅力から大人気のスポットですが、自然の中でのアクティビティには常にリスクが伴います。
ここでは、過去に発生した具体的な事故の例や危険性について詳しく説明し、安全に楽しむためのポイントをお伝えします。

8-1.過去の事故事例

例1：2023年5月

“宮古島市城辺の保良クバクンダイ鍾乳洞でマリンレジャー客から「乗ってきたカヤックが流された」と110番通報があった。宮古島署やツアー業者によると、ツアー客やガイドら5～58歳の男女計21人は午後3時ごろ、保良泉ビーチからカヤック6艇で鍾乳洞に渡った。”
（「沖縄タイムス」より抜粋）
カヤックを停めておくための係留ロープが切れてしまい、鍾乳洞から戻っても戻る手段がなくなってしまいました。地元の救助隊の助けにより無事全員救助されましたが、慣れているツアー会社での催行でも、しっかりした事前点検やその場での確認の必要性が最重視された事故でした。

例2：2023年7月

“城辺保良のクバクンダイ鍾乳洞（通称・パンプキンホール）のツアーに参加していた女性が心肺停止となり、病院に運ばれた。女性は搬送先の病院で死亡が確認された。
（～途中省略～）
県消防司令センターから「シーカヤック最中に保良泉ビーチ沖で浮いている女性を発見し、カヤックで引き揚げビーチの浜に向かっている」と通報があった。
女性は千葉県在住の60歳で、パンプキンホールのツアーに参加。ショップのガイド２人とツアー客７人でポイントに到着。洞窟に向け徒歩で移動していたところ、同行者が水深約50～60㌢の場所で溺れている女性を発見した。その後、ガイドにより引き揚げられたが、意識がもうろうとした状態で宮古病院に搬送され、午前10時51分ごろ死亡が確認された。”
（「宮古毎日新聞」より抜粋）
こちらは、後日女性の直接の死亡原因は病死ということが発表されていますが、事前の健康診断書や、この女性が参加したツアー事業者が、前述した「保良泉クバクンダイ鍾乳洞保全利用協定」の締結事業者ではないことから、無許可ライセンス事業者のツアー実施が問題視されています。

8-2.安全に楽しむためのポイント

改めて、安全にパンプキンホールツアーを楽しむ為にポイントを整理しておきましょう。

・信頼できるツアー会社の選定
事前のツアー会社選定をしっかりとし、協定に加盟している信頼できるツアー会社に申し込みをしましょう。万が一現地で何かあった場合でも、地理や状況に詳しく、緊急時には迅速に対応してくれます。

・体調管理
体調が優れない場合や疲労が溜まっている場合は、無理をせず参加を見送るようにしましょう。健康状態が悪い状態でのアクティビティは危険を伴い、また時に他の人を巻き込んでしまう恐れもあります。必ず無理をせず、アクティビティの前日は深酒などはぜず早めに休息をとるようにしましょう。

・ツアーガイドの指示に従う・グループでの行動を
パンプキンホール内は複雑な地形が多いため、必ずツアーガイドの指示に従うようにし、グループで行動をすることが大切です。勝手に先に行ったり、単独行動をするようなことは避けましょう。お互いに助け合い、安全を確保することができます。

9.パンプキンホール周辺のおすすめスポット

パンプキンホールを訪れた際には、その周辺にもぜひ足を運んでみてください。美しい自然や観光名所がたくさんあります。いくつかのおすすめスポットをご紹介しましょう！

・保良泉ビーチパーク（ぼらがーびーちぱーく）
📍アクセス…保良泉ビーチすぐ横

パンプキンホールを楽しんだ後は、すぐ横にある、湧き水を利用したプール「保良泉ビーチパーク」でクールダウンしながら楽しむのもおすすめです。湧き水を利用しているので、夏でも冷たく、気持ちよく泳げます。パラソルやチェアーなどのレンタルや食事処もある為、1日楽しめます。温水シャワー、更衣室、トイレやロッカーも完備で便利です。

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プール入場料金・他
大人(高校生以上)：500円
子供(中学生以下)：200円
営業期間：4/1～10/31（台風時は閉鎖となります）
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・東平安名崎（ひがしへんなざき）
📍アクセス…保良泉ビーチより車で約7分

東平安名崎は、宮古島の最東端に位置する観光スポットで、日本百景にも指定されています。細く長く伸びた岬の先端には、上ることができる白い灯台があります。螺旋階段を上っていくと、そこには、水深によってグラデーション状に見え方が変わる珊瑚礁の美しい宮古島の絶景を、360度見渡すことができます。隆起珊瑚の石灰岩や岬一帯に広がる緑、キラキラと輝く宮古ブルーの海はどれをとっても絶景です。東側にある為、絶景の日の出スポットとしても人気です。

・インギャーマリンガーデン（イムギャーマリンガーデン）
📍アクセス…保良泉ビーチより車で約12分

インギャーマリンガーデンは、天然の入り江が美しい海浜公園です。入り江周辺は、歩道が整備され散歩コースとして地元や観光客からも人気です。展望台からの眺めは、宮古ブルーを見渡せる絶景ポイントです。
また、入り江は波も穏やかな為、特に小さな子供連れの家族に人気で、シュノーケリングやSUPなどを楽しむことができます。

・シギラ黄金温泉
📍アクセス…保良泉ビーチより車で約17分

シギラセブンマイルズリゾート内にある天然温泉です。宮古島の地下から湧き出る源泉を利用しています。名前の通り、黄金色の温泉が特徴です。露天風呂だけでなく、施設内には「ジャングルプール」と呼ばれる南国感たっぷりのプールがあり、水着を着用して家族やカップル、友人など皆で楽しむことができます。天然源泉を利用した温水プールなので、冬でも入ることができます。海で遊んで疲れた後は、温泉でゆったりリラックスするのもおすすめです。

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入場料
大人（12歳以上）：2,000円
子供（4～11歳）：1,000円
※シギラリゾート宿泊者は割引あり
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おわりに

宮古島の大自然の美しさとアクティビティの楽しさを十分に体験できる、パンプキンホール。これは、ぜひ一度体験しないとですね！
パンプキンホールの魅力を存分に楽しむためには、自然のリスクを理解し、安全に配慮することが不可欠です。この記事で紹介したツアー会社やツアーの選び方のポイントを参考に、
これから宮古島を訪れる予定の方、パンプキンホールに興味がある方は、ぜひ参考にして安全に楽しくパンプキンホールツアーを楽しんでください。