はじめに

「宮古ブルー」と呼ばれる透き通るような海と、白い砂浜が魅力の宮古島。日本屈指のリゾート地として知られ、年間を通じて温暖な気候が多くの旅行者を惹きつけています。

そんな宮古島への旅行を計画する際、「どの時期が一番いいの？」「混雑を避けてのんびり楽しむにはいつがベスト？」と悩むこともありますよね。

そこでこの記事では、宮古島で生まれ育った筆者が、地元目線でベストシーズンや穴場シーズン、さらにおすすめのアクティビティや観光スポットをご紹介します。混雑しやすい時期や旅費の変動、さらには台風のリスクなど、シーズンごとの特徴もお伝えしますので、ぜひ旅行計画の参考にしてくださいね。

1.ズバリ！宮古島のベストシーズンは？

宮古島のベストシーズンは、南国の魅力を存分に楽しめる7月から9月です。

この時期は真夏の太陽が輝き、美しい海や自然を満喫できる季節として、多くの観光客で賑わいます。

ただし、旅行の条件によっては思いがけない不満を感じることも。そこで、ベストシーズンに選ぶ理由と、訪れる際の注意点を詳しく解説します。

1-1. ベストシーズンの理由

宮古島といえば、やはりその美しい自然が最大の魅力です。7月から9月は、シュノーケリングやダイビングなどのマリンスポーツを楽しむのに最適なシーズン。この時期は水温も快適で、思う存分海でのアクティビティを満喫できます。

夏のピーク時にはビーチでのレンタルサービスやキッチンカーの出店が充実し、海遊びがより便利で楽しいものに。

また、宮古島特産のマンゴーが旬を迎え、島内のカフェではマンゴーデザートやドリンクも豊富に揃います。

そして、この時期は晴天の日が多く、リゾート感あふれる青空とエメラルドグリーンの海、南国ならではの豊かな緑に包まれながら、贅沢なひとときを過ごすことができます。

1-2. ベストシーズンの注意点

7月から9月は宮古島の魅力を存分に楽しめる時期ですが、いくつか注意点があります。

まず、観光客が増えるため混雑が予想されます。観光スポットやビーチがにぎわい、人気の飲食店では長時間待ちや予約困難になることも。また、航空券や宿泊費が高騰しやすいため、早めの計画と予約が重要です。

さらに、台風のリスクも無視できません。フライトの欠航やアクティビティの中止が発生する可能性があるため、宿泊先やツアーのキャンセルポリシーを事前に確認し、柔軟に対応できるよう複数のプランを用意しておきましょう。

これらを踏まえ、地元出身の筆者がおすすめするのは7月の第一週目。この時期は梅雨が明けていることが多く、台風が多い8月や9月よりリスクを抑えられる可能性があります。自然が相手なので確実ではありませんが、プランを立てる際の目安にしてください。

2. 宮古島の穴場シーズンはいつ？旅費・混雑・気候を考慮したおすすめ時期をご紹介！

「混雑を避けたい」「コストを抑えて充実した旅行を楽しみたい」そんな方におすすめなのが、穴場シーズンです。具体的な時期や、その時期ならではの楽しみ方やメリットを詳しくご紹介します。

旅の目的やスタイルに合わせて、最適な時期を選んでくださいね。

2-1. 穴場シーズン①

最初におすすめしたいのが、梅雨入り前の4月から5月第一週あたりの時期です。宮古島の梅雨入りは本土よりも早く、過去30年の平均では5月10日ごろとされています。年によって前後することもあるため、天気予報を確認しながら計画を立てることをおすすめします。

但しこの時期の旅行では、ゴールデンウィークを避けるのがポイント。連休中は航空券や宿泊費が高騰するため、費用を抑えたい方には向きません。

4月に入ると、宮古島の気温はぐんぐん上昇し、日中は25度を超える暖かい日が多くなります。晴れた日には初夏のような陽気を感じることもあり、水温は少し肌寒いものの、マリンアクティビティも十分楽しめる時期です。混雑を避けつつ、穏やかな雰囲気の中で島を満喫したいなら、この時期がおすすめですよ。

2-2. 穴場シーズン②

台風シーズンが終わった10月と11月も、おすすめの穴場シーズンです。この時期は、真夏の日差しが和らぎ、穏やかな天候が続きます。気温も25度前後と快適で、11月に入ると少し肌寒く感じる日もありますが、マリンアクティビティも存分に楽しめます。

観光スポットも比較的空いていて、混雑を避けてゆっくり楽しむことができます。また、航空券や宿泊費が安定するため、リーズナブルに旅行を楽しむことができます。

熱中症のリスクも減るため、小さなお子様や年配の方と一緒に旅行するには最適な時期です。紫外線も夏に比べて穏やかなので、のんびり過ごしたい方にもおすすめのシーズンです。

2-3. 穴場シーズンを選ぶメリット

前述したように、穴場シーズンはベストシーズン中に懸念されるリスクを回避しつつ、宮古島旅行を楽しむことができます。

・観光スポットの混雑を避けてゆったりと過ごせる
・航空券や宿泊費などの旅行費用を抑えて他の体験にお金を回せる
・旅行計画を大きく左右する台風のリスクを避けて安心して旅行を満喫できる

と、これらの条件が整うのでメリットとしては大きいですよね。
穏やかな気候の中、ゆったりと宮古島を満喫したい方は、穴場シーズンを検討してみてください。

3. おすすめアクティビティやグルメ・観光スポット紹介

宮古島には、島でしか出会えない絶景や、地元ならではのグルメが豊富に揃っています。

地元を知り尽くした筆者が、とっておきのアクティビティやグルメスポットを厳選してご紹介しますので、旅の候補に加えてみてはいかがでしょうか！

3-1. 八重干瀬シュノーケリング

宮古島で外せないアクティビティの一つが、八重干瀬（やびじ）でのシュノーケリングです。八重干瀬は宮古島屈指のシュノーケリングスポットで、透明度の高い海と豊かな海洋生物が魅力です。色とりどりのサンゴ礁や熱帯魚が織りなす美しい光景が広がり、ウミガメとの遭遇率も高いため、一緒に泳げるチャンスもあります！

八重干瀬は船でしかアクセスできないため、ビーチのように混雑することはなく、ゆったりと楽しめるのもポイント。初心者でも安心して楽しめるエリアが多く、シュノーケリングツアーも豊富に用意されています。国外から訪れる人も多い圧巻の美しさを、ぜひ一度体感してください。

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3-2. カヤック＆パンプキン鍾乳洞探検ツアー

宮古島の美しい海と神秘的な洞窟を同時に楽しめる「カヤック＆パンプキン鍾乳洞探検ツアー」も、ぜひ体験してほしいアクティビティの一つです。

このツアーでは、陸からアクセスできない鍾乳洞へカヤックで向かいますが、スタート早々に海の美しさを存分に感じることができます。洞窟にたどり着くと、そこには巨大なパンプキン型の鍾乳石が鎮座し、息を呑むほど神秘的な空間が広がります。パワースポットとしても人気があるので、スピリチュアルな体験を求める方にはぴったりの場所です。

洞窟内に入る人数は限られているため、八重干瀬同様に混雑を避けてゆっくりと探検を楽しむことができます。運が良ければ貸切になることも！特別な体験を求める方には、ぜひおすすめのツアーです。

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3-3. 穴場シーズンに行きたい人気グルメ店

・沖縄そば まるかみ

自家製麺が評判の「沖縄そば まるかみ」は、常に行列ができるほどの人気店です。ストレート麺とちぢれ麺の2種類から選べ、どちらもスープとの相性は抜群。地元の人々も通うほどで、最長2時間待ちということもあります。穴場シーズンであれば比較的スムーズに入店できるので、ぜひ訪れてみてください。

沖縄そば まるかみ

住所

〒906-0306 沖縄県宮古島市下地来間91

営業日

月・火・水・木・金・土（第二、第四月曜日は定休）

営業時間

11:00~15:00

・宮古島三線ライブ居酒屋 美ら島

SNSで話題の「宮古島三線ライブ居酒屋 美ら島」は、一般的な民謡ライブとは一味違い、お笑い要素たっぷりのエンターテインメントを楽しめる場所です。予約が困難なため、穴場シーズンこそ狙い目。もし電話が繋がらない場合は、InstagramのDMを送ってみてくださいね。

沖縄そば まるかみ

住所

〒906-0012 沖縄県宮古島市平良西里303

営業日

月・火・水・木・金・土・日

営業時間

17:00~24:00

3-4. 穴場シーズンにおすすめのスポット

穴場シーズンだからこそ訪れたい、宮古島の観光スポットを2つご紹介します。じっくり満喫できる時期だからこそ、さらに魅力を感じることができるはずです。

・新城海岸

ウミガメとの遭遇率が高く、「天然の水族館」とも呼ばれる新城海岸（あらぐすくかいがん）は、シュノーケリングスポットとして人気があります。海岸へ行くには坂を下る必要がありますが、ベストシーズン中はその駐車場が満車になり、海岸にたどり着けないことも。しかし穴場シーズンであれば、混雑を避けて駐車もスムーズにでき、ゆっくりとシュノーケリングを楽しむことができます。

・東平安名崎

日本都市公園百選にも選ばれている、全長約2kmの岬「東平安名崎」。ベストシーズン中は日差しが強く、暑さで歩くのが大変ですが、穴場シーズンであればゆっくりとその美しい景観を楽しむことができます。特におすすめなのは、テッポウユリが開花する4〜5月頃。一面に咲き誇るユリの花は東平安名崎の名物で、地元の人々にも親しまれています。穴場シーズンだからこそ味わえる、特別なひとときです。

4. シーズンごとのねらい目の時期とおすすめの過ごし方

春から冬まで、それぞれ異なる魅力がある宮古島。季節ごとの特徴や楽しみ方を、地元目線でご紹介します。

・春（3～6月）

気温が徐々に上がり、穏やかで過ごしやすい時期です。日照時間が長いため、1日中たっぷり観光を満喫できます。マリンアクティビティにも最適で、梅雨入りしてもシュノーケリングやダイビングなどの海中アクティビティは問題なく楽しめます。ベストシーズン前のこの時期は、混雑を避けて観光スポットをのんびり堪能できるのも魅力です。特に、前述した梅雨入り前がおすすめ時期です。

・夏（7～9月）

ベストシーズンを迎え、青く澄んだ海や広がる青空が南国リゾートの魅力を際立たせる時期です。マリンアクティビティはもちろん、バギーやナイトツアーなどを思い切り楽しんでみてはいかがでしょうか。また、宮古島特産のマンゴーが旬を迎えるこの季節は、カフェやレストランでフレッシュな味わいを堪能する絶好のチャンスです！

台風シーズンでもあるため、室内で楽しめるアクティビティも事前にチェックしておくと安心です。

台風シーズンに入る前の7月の初旬がねらい目です。

・秋（10～11月）

暑さが和らぎ、心地よい気温で過ごせる秋は、観光やアクティビティを楽しむのに最適な時期です。晴れた日には夏を感じられるほど暖かく、10月中は海水浴も楽しめます。11月に入ると少し涼しい日もありますが、厚着をしなくても快適に過ごせます。この時期は紫外線も穏やかになり、のんびりと宮古島の自然や魅力を満喫するには絶好のシーズンです。

台風が過ぎ去った10月中旬が旅費も落ち着きおすすめです。

・冬（12～2月）

宮古島の冬は曇りがちな日が多いものの、温暖な気候のおかげで本土よりも過ごしやすいのが特徴です。特に、海水の透明度が高まるこの時期は、ダイビングやシュノーケリングにぴったりのシーズン！防寒対策さえ整えれば、快適に楽しめます。

さらに、観光客が少ないため、混雑を避けてゆったり過ごせるのも大きな魅力です。航空券や宿泊費が比較的お得になるこの時期に、リーズナブルな宮古島旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか？

冬の時期はどうしても気温に左右されますが、2月などは運がよければ春くらいの気温になることも！

おわりに

宮古島は季節によって楽しみ方もさまざま。ベストシーズンで最高の景色や南国の魅力を存分に堪能するのも、穴場シーズンでゆったりと島時間を満喫するのも、どちらも魅力的な選択肢です。

旅行の目的や予算に合わせて、あなた好みのプランを立てて、心ゆくまで宮古島を楽しんでくださいね。